8月、フレンチレストラン
おはようございます☀️
今日は前回までの続き、「ドイツ五大楽譜出版社」の最終回で「ショット(Schott Music)」をご紹介します🇩🇪🎼

⑤ショット(Schott Music)
ショットは1770年、ドイツ・マインツで、銅版彫刻師でクラリネット奏者でもあったベルンハルト・ショット(Bernhard Schott)によって創業されました🇩🇪

なんと1770年は、ベートーヴェンが生まれた年でもあります🎂✨ 第4段でご紹介した「ブライトコプフ・ウント・ヘルテル」に次いで、ドイツでは2番目に古い歴史を持つ音楽出版社です📚
創業当初から、その時代に生まれた「新しい音楽」を積極的に出版し、モーツァルトのオペラ《ドン・ジョヴァンニ》《後宮からの誘拐》も出版しました🎼
そしてショットの歴史を語るうえで欠かせないのがベートーヴェンです🎹ベートーヴェン晩年の傑作である《交響曲第9番》(いわゆる第九)を1826年に初めて出版したのがショット社でした✨
実は、ベートーヴェンの最期の言葉にもショット社が関係していると言われています💡
病床にあったベートーヴェンはショット社に、好物だったラインワイン(Rheinwein)を送ってほしいと頼んでいました🍷ショット社はワイン12本を送りましたが、ウィーンに届いたのは亡くなるわずか2日前。ワインを目にしたベートーヴェンは、「Schade, schade, zu spät!(残念、残念、遅すぎた!)」とつぶやき、これが彼の最期の言葉だったと記録されています。
第九を出版したショット社との交流がベートーヴェンの人生の最期まで続いていたことがうかがえるエピソードですね!
そしてもう一人、ショット社と非常に深い関係にあったのがリヒャルト・ワーグナーです!《ニュルンベルクのマイスタージンガー》《ニーベルングの指環》《パルジファル》などの大作を出版しました✨
ところがワーグナーが要求する前払い金はあまりにも高額で、出版社の財政を圧迫するほどだったそうです💰ついにはショット側から、「あなたの要求に応えられる音楽出版社は存在しないでしょう。できるのは非常に裕福な銀行家か、何百万もの財産を持つ君主くらいです」という趣旨の手紙まで送られたのだとか😅その後ワーグナーが、バイエルン国王ルートヴィヒ2世という強力なパトロンを得たのは有名なお話ですね👑
20世紀に入ってからも、ストラヴィンスキー、ヒンデミット、オルフ、リゲティ等、近現代を代表する作曲家たちの作品を数多く出版しました⭐️
250年以上経った現在も、本社は創業の地マインツにあり、なんと1792年に建てられた建物は歴史的建造物として保護されながら今も現役で使われています😳✨


現在ではマインツの他にロンドン、マドリード、ニューヨーク、パリ、東京、香港、トロント、チューリッヒ、プラハに拠点を持ち、クラシックだけでなく現代音楽、教育用教材、音楽書籍、デジタル楽譜など幅広い分野を扱っています🇬🇧🇪🇸🇺🇸🇯🇵🇨🇳🇨🇦🇨🇭🇨🇿
今回でドイツ五大楽譜出版社シリーズはおしまいです🇩🇪🎼
世界にはまだまだ歴史ある楽譜出版社がたくさんありますので、今度は他の国の楽譜出版社もご紹介できたらと思います😊
さて、コンサート振り返りシリーズです♪
8/15、パリ留学仲間ソプラノ歌手の齋藤希絵さんと演奏させていただきました♪🇫🇷

プログラムはドビュッシー《星の夜》《ロマンス》、プーランク《パリへの旅》、サティ《エンパイア劇場の歌姫》、アーン《クロリスに》、プッチーニ 《私のお父さん》《私が街を歩けば》等✨
特に、リクエストいただいていたソプラノの難曲モーツァルト《夜の女王のアリア》を、希絵さんが見事に歌われ会場はブラボーの嵐でした👏🏻💖
ご来場いただきました皆様、素晴らしい演奏でご共演いただきました希絵さんありがとうございました🙇♀️🌹
Merci beaucoup !
Chika