おはようございます✨
今日7/1はフランスの作曲家サティの命日です🇫🇷実はちょうど今日でサティが亡くなって100年になります!

サティといえば皆様どんなイメージをお持ちですか?💡写真からも伝わるかと思いますが、かなり個性的な方で、ユーモアと皮肉に満ちた音楽が多いことから「音楽の異端児」とも呼ばれていました!(写真はネットより)
曲のタイトルにも遊び心があり、例えば、「梨の形をした3つの小品」は本当は3つではなく7曲あったり、ワルツ バレエ 作品62 は最初期の作品なのに作品番号が62になっていたりします。

この「ヴェクサシオン」という1ページしかない曲では「840回繰り返すこと」と指示があり、演奏時間が18時間ほどかかることからギネス世界記録に「世界一長いピアノ曲」として認定されています。ちなみにヴェクサシオンとは「嫌がらせ」という意味になっています。
サティが傘コレクターだったことは皆様ご存知ですか?

写真は左からサティ、詩人ジャンヌ・ロベール、彫刻家コンスタンティン・ブランクーシ(写真はネットより) 。サティが手に持っているような黒い雨傘が家に100本以上あったそうです☂️
収入を得るたびにまずは傘を買い、常にステッキのように傘を持ち夕立が降ると上着の下に入れて守り、仲の悪い評論家と口論になった際には傘で決闘し警察に捕まったことも!ある日エレベーターの中に傘を忘れた際には「私の雨傘は私を見失ったことで大変心配しているにちがいない。」と言ったのだとか…。
そんなサティは「家具の音楽」というスタイルを生み出し、これまでの前面に主張してくる音楽ではなく、家具のように自然に生活に溶け込み意識的に聴かれない音楽を数多く作曲しました。BGMの先駆けですね♪この「家具の音楽」には面白いエピソードがあります💡あるコンサートで初披露した際、プログラムノートに「休憩時に演奏される音楽をどうぞ聴かないでください、くれぐれも」と注意書きを添えたものの、休憩時に曲が始まると聴衆は自分の席に戻り静かに聴き入ろうとしてしまい、サティが「おしゃべりを続けて!」と呼びかけるも聴衆はおしゃべりをやめて音楽に耳を傾けてしまいサティは激怒したそうです…(笑)きっとあまりにも綺麗で聴き入ってしまったのでしょうね✨皆さまはサティの「ジュトゥヴ」、「ジムノペディ」、「グノシエンヌ」等をBGMのように聞き流せるかどうか是非試してみてください!
さてさて、コンサート振り返りシリーズです♪
昨日6/30、コンサートではなくコンクールの審査員をみなとみらいホール(大ホール)でさせていただきました。

本当に贅沢で素晴らしい音楽ホールですね😊順位をつけなければならない心苦しさはありましたが、演奏された皆さま本当に素晴らしかったです✨✨
貴重な経験をさせていただきありがとうございました💓
Merci beaucoup !
Chika